ドル円週報:下落バンドウォーク vs. ライントレード! インジは環境認識だけでOK?
今週のドル円相場を振り返り
こんにちは、今回は 今週(週明けから金曜終盤まで)のドル円相場 を振り返りつつ、私自身が感じたトレードのポイントや反省点をまとめてみました。
今週は4時間足レベルでの下落バンドウォークが目立った印象があり、ショート目線に優位性があった一週間と言えます。
さらに、個人的に久しぶりに「ライントレード」の面白さを思い出したので、そのあたりの振り返りや今後のトレード方針についても共有します。

週明け~前半:下落の流れが顕著
週明け直後はやや上昇する場面もあったものの、4時間足で見るとバンドウォークの兆候が下向きにシフトしやすい地合いでした。
米国株の下落やリスクオフが重なり、ドル円は上値が重い展開に。
- 4時間足での下落バンドウォーク形成
ローソク足が下部ボリンジャーバンドに沿って推移し、陰線が続く形となったため、ショート目線なら大きめの値幅を狙えた印象です。

- 直近サポートを試す動き
水曜~木曜あたりにかけて一段と下げが入り、サポート割れをうかがうような場面も。
下抜けポイントを掴んでいた人は、比較的ストレスなくショートできたのではないでしょうか。
ポイント
- バンドウォーク時はローソク足が+2σ/-2σ近辺に張り付くため、インジケーター上では「下向きトレンドが明確」でした。
- ただし、“どこで入るか?”や“どこで切るか?”といった実践的なタイミングは、サポレジラインを引いておくほうが判断しやすいです。
週後半:一時的な反発を試すも、上昇は限定的
下落が続いていたため、週後半にはショートカバーややや強めの反発を試す動きが見られました。ただ、4時間足の大きな流れ(下落バンドウォーク)が崩れたわけではなく、金曜日にかけても安値を大きく切り上げるほどの勢いは確認できません。
ロング勢には物足りない流れ
「そろそろ反転しそう」と思って飛び乗ったロングは、結局伸び悩み、わずかなリバウンドで終わってしまった可能性が高いです。
ローソク足が中心線や+1σを連続で上回るなど、バンドウォーク終了を示す明確なサインも出ないまま、再度下値を試すような動きが続きました。
バンドウォーク狙いの“追撃ショート”で失敗
一方、週前半の下落でショートを取れていた方の中には、 「さらなる下落バンドウォーク継続」を期待して強気に追撃ショート を仕掛けた方もいるかもしれません。
しかし、ちょうどこのタイミングで反発が入り、下落継続を見込んでいたショートが焼かれる展開になったケースが散見されました。上昇自体は限定的だったものの、すでにポジションを増していたトレーダーにとっては深刻なダメージに繋がりやすい場面です。
ポイント
- バンドウォーク終了サインが出ないうちにロングを仕掛ける → 損切りに追い込まれるリスクが高い
- すでに勝っているポジションにさらに追撃ショートを積む → 小さな反発でもリスクが拡大してしまう
- 先週からショートメインで来て「一度利益を取ったあと」でも、無理に追加でポジションを増やすと、反発に巻き込まれて結局負ける可能性がある
このように、週後半の値動きは“一時的な反発があるけれど、まだ下落バンドウォーク終了シグナルが出ない”という中途半端な状態で、売り手買い手双方にとってトリッキーな相場となりました。特に「一度下落で取れたからこそ、強気に追撃してしまう」心理には要注意といえるでしょう。
ライントレード vs. インジケーター分析
今週を振り返って思うのは、「ライントレード」 が有利に働く場面が多かったという点です。
水平ラインやトレンドラインで「ここを割ったらショート」「ここで反発したら一部利確」と明確に決められるため、下落相場でも迷いが少なくなります。
一方で、インジケーター(ボリンジャーバンドやオシレーターなど)を根拠に「そろそろ反発かも…」と入ると、思惑と違う動きが出たときに損切りラインが曖昧 になりがち。
結果的に、敗北するケースが増える可能性があります。
経験談
- 私自身も昨日、ライントレードで下落を取ったあとに、インジ頼みでをさらにショートを仕掛けたところ見事に焼かれましたw 資金管理はしてたので痛手ではないですが事前に得た利益が削られました。
- 下落をうまく取れた反面、「むやみに欲を出さなくて良かった」と改めて思いました。
口座開設編
「実際にトレードを始めてみたいけど、どの証券会社を使えばいいんだろう…?」と悩む方も多いですよね。私の場合は、Exnessをメインに利用しています。
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チャートツール編
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来週以降の注目ポイントと考察
- バンドウォークの終了シグナル
- 4時間足でローソク足が中心線(MA)付近まで連続で戻るか、SMA5の向きがフラット化するなどの条件が揃うかに注目。
- それまでは下落優勢が続く可能性が高いと想定しておきましょう。

- 上位足のトレンドチェック
- 日足・週足で陰線が続くようなら、反発も限定的になりがち。
- ただし、ドル円は金利差やリスクオフムードの変化で急転しやすいので、米国の政策金利・経済指標には警戒が必要です。

週足は上昇トレンドだがこのまま下落すると反転してしまいそう。

日足は下降トレンド継続。

これ以上落ちると日足もバンドウォークして大きな下落警戒。
ライントレード + 指標イベント
- 重要指標の前後でライン付近をブレイクすると、大きくトレンドが出る場合があります。
- ローソク足の形や出来高を見ながら、新たなバンドウォークや反転上昇を拾えるかも。
週足の上昇トレンドのチャネルライン

日足の下降トレンドのチャネルライン

15分足

来週はこの反発の上昇がどこまで続くか確認していきたい。
先週の安値を割るとかなりヤバいと思う。経済的にw
週足レベルの下落となるとセリクラレベル。○○ショックって言われるよw
なのでいったん上昇していくか監視していく。
ここから上昇の波がでれば150円台までの復帰も十分あるから耐えていただきたい。
トレードは上昇なら147~148のなかでの押し目からロング。
下落ならプライスアクションみてトレンドフォローでついていくって感じですね。
【余談】ライントレードの楽しさ
昨日のトレードを通じて、改めて「ライントレードって面白いな」と感じました。
インジケーターは上位足のざっくりした環境認識には便利ですが、短期の売買判断では自分のラインを信じるほうが“エントリー・エグジットを明確化” できてストレスが少ないですよね。
- ブログでアウトプット
相場の分析やトレード結果を書き出しておくと、さらに理解が深まり、ルールを守りやすくなります。
- インジは補助役
MACDやボリンジャーバンドで大きなトレンドを把握 → 具体的な売買タイミングはラインで判断、というスタイルが相性良いです。
まとめ
- 今週のドル円は、4時間足ベースで下落バンドウォークが続き、ショートが取りやすい地合い でした。
- 週後半に一時的な反発があったものの、明確な転換シグナルは出ず、ロングにはやや苦しい展開。
- 来週に向けて、“バンドウォーク終了サイン” が見えるかどうかが注目ポイント。
- ライントレード を軸に損切りと利確を明確化し、インジケーターは上位足の方向確認や補助的なシグナルとして使うのが有効ではないでしょうか。
ぜひ皆さんも、自分のラインを使ったトレードで相場の面白さを味わってみてください。来週もリスク管理を怠らず、冷静に相場に向き合っていきましょう!
(注意)投資は自己責任で!
本記事はあくまで私自身のトレード振り返りと見解であり、最終的な売買判断は各自の責任で行ってくださいね。大きな指標イベント前はポジション調整をお忘れなく!